業者選びのポイント

施工時にチェックするポイント

友人・知人による口コミやインターネットで評判をチェックする

さて、ここからは実際の施工時の業者の対応の良し悪しの話になります。
この部分については、実際にリフォーム業者を選定し依頼した後でなければわからない内容も多々あります。
これら施工時の対応に関する情報は、既にリフォームを経験した友人・知人による口コミや、各業者のホームページに掲載されている「お客様の声」のページなどから情報収集してみましょう。

基本中の基本、養生をしっかりしているか

せっかくのキッチンリフォームなのに、キッチンではない場所が傷だらけになってしまったり、関係のない家財を壊されてしまったり……
そんなトラブルが起きてしまっては、どんなにキッチンが綺麗になっても満足できませんね。
上記のような理由のため、工事の基本となる養生をきちんと行うことは非常に重要です。
これができる業者こそが“お客様視点”を持っている良い業者だと言えるのではないでしょうか。

依頼主の生活を考慮したスケジュールが組まれているか

ほとんどの場合、リフォームはその住宅で依頼主である私たちが生活しながら工事をします。
そのため、工事中は水道が使えない、商品を運び込むための経路が保護のため塞がれて通れない……といったことも、リフォーム中にはよくある話です。

しかし、リフォーム中にはよくある話だといっても、そこで日々生活している私たちにとってはこのような事が定期的にある訳ではありませんし、その期間は何かと不便な思いをすることは間違いありません。
このような場合に少しでも生活がしやすいよう気を遣い、都度声をかけてくれる業者だと親切ですね。

近隣の方々へ配慮しているか

リフォームに限りませんが、工事をする場合に気になるのがご近所さんへの影響です。

例えば、商品搬入のため車両の頻繁な出入りや、工事期間中の騒音など、近隣の方の生活を乱す可能性がリフォームにはつきものです。
この点を失念して何の事前準備もせずに工事を始めてしまうと、その後のご近所トラブルに繋がってしまう可能性があります。
無用なトラブルを避け、リフォーム後に住みよくなった自宅で変わらない生活をするためには業者の協力もあると嬉しいですね。
工事の前に近隣の方へ挨拶をするのか、苦情やご意見があった際にはどう対応するのか……などといった点については事前に業者と打合せ・確認をしておくと良いでしょう。
また、実際に苦情が来たりトラブルになりそうな場合に適切な対応をしてくれる業者かどうかも業者選びのポイントですね。

追加工事と、それに伴う支払いトラブルに関する注意点

リフォーム工事では追加工事が発生することがよくあります。
その理由として、

「施工のために床を解体したところ、土台が腐っていた」
「もう少し壁の補強をしたほうがいい」
「せっかくきれいになるから壁に大きな写真を飾りたいから壁の補強をしてほしい」
「他の部分を変えたら天井も気になってきたから、追加で壁紙を貼ってほしい」

といったものがあります。
上記の理由を読むと分かりますが、追加工事には

工事の進捗状況などを見た依頼主から、追加で工事を依頼するパターン
工事途中で住宅に起きていたトラブルが発覚し、修繕などのために新たに工事が発生するパターン

の2種類があります。
特に後者の工事中に発覚した問題については、

どんなトラブルが起きていて、発覚したのか
その問題を解決するにあたって、どれくらいの時間・費用が発生するのか

この2点を、追加工事を実施する前にしっかりと担当者から説明してもらいましょう。
ここできちんと納得いくまで説明をしてもらってから追加工事をお願いしなければ、工事完了後に追加作業の分を含めた費用を請求されても納得がいかず、トラブルの元になりかねません。

追加工事が発生するかどうかは、工事を開始してようやくわかるといったケースが多々あるのも事実です。
しかし、事前にしっかりと工事責任者である担当者が信頼できるかどうかを見極めていれば、追加工事が発生したとしても安心して任せることができるでしょう。